自分の打てる場所を減らさない
CとXに打たなければ隅が取られないことを理解していても、実戦では他に打つ場所がなくなってやむを得ずCやXに打たなければならないことがあります。
打ちたくない場所に打たなくて済むように、自分の打てる場所をできるだけ多く確保することが重要になります。
おさらい
隅の隣をC、隅の斜め前をXといいます。
打ってしまうと隅を取られやすくなる危険なマスです。
忘れてしまった方や初めての方は以下の記事を確認してみてください。

よくある失敗
白番です。
CやXを避けて打っていたはずなのに、気がついたらCかXしか打てなくなっています。
「>>」ボタンで盤面を進めてください。
この状態を手詰まりといいます。
白はずっと1箇所しか打てない指定打ち状態になってしまいました。
失敗になるまでの手順例
白番です。
白が失敗する進行を紹介するので盤面を「>>」ボタンで進めながら読んでください。
[1手目]
白はa3に打って9個返します。
[2手目]
黒はb5に打ちます。
[3手目]
白はCとX以外にa6しか打つ場所がありません。
[4手目]
黒はa7に打ちます。
次に白はCかXにしか打てず黒に隅を取られてしまいます。
なぜ打てる場所が少なくなるのか
白が初手でa3に打ったとき、本来打つことができるはずだった8箇所を失っています。
一気にたくさん返したり外側の石を返すと自分の打つ場所が減ってしまいます。
どうすればよかったのか?
白が打てる場所は15個あります。
どこに打つのがいいでしょう?「>>」ボタンで盤面を1手進めて正解を確認してください。
正解は白b5です。
白がb5に打った直後は黒番ですが、白が打てる場所を数えてみましょう。
数えてみると15個あることがわかると思います。
一方、白がa3に打った場合は5個に減ってしまいます。
内側の石を少なく返すと、打てる場所を温存することができます。
いい手を簡単に見つける方法
毎回打てる場所の数を数えるのは大変なので、良い形を覚えましょう。
先に説明したように、内側の石を返すのが自分の打つ場所を減らさない良い手です。
打ったあとに返した石が全て他の石に囲まれている形が理想です。
実際に見てみましょう
黒番です。
どこに打つのがいいでしょう?「>>」ボタンで盤面を1手進めて正解を確認してください。
正解は黒g5です。返したf5の石は隣接する8マスに綺麗に囲まれています。
この内側の石を返す形を中割りといいます。
練習問題
最後に練習問題で理解できたか確認してみましょう。
第1問
黒番です。
「>>」ボタンで正解が表示されます。
第2問
黒番です。
「>>」ボタンで正解が表示されます。
第3問
白番です。
「>>」ボタンで正解が表示されます。