IT系の仕事をしていると、どのPCを買えばいい?と相談されることがよくあります。用途や予算を聞き、最適なモデルを提案するのですが、しばらくするともっと安いのがあったから別のを買ったよ!という報告が届くことも。
そして、そんな方に限ってスペック不足で後悔し、結局買い直すことに…。
また助けられなかったか…と、まるで何度繰り返しても救えないタイムリープものの主人公のような気持ちになることもありますが、同じ轍を踏む人が少しでも減るように、この記事を書きました。
1. 前提
この記事では、3DオンラインゲームをしないPC初心者を対象にしています。本格的なゲーミングPCが欲しい頃には、PCに詳しい知人が周りにいるはずなのでその人に聞きましょう。一般的な用途なら、デスクトップPCよりもノートPCの方が適している人の方が多いと思います。
主な用途として以下のようなケースが考えられます。
- SNS・メール・文書作成
- 動画視聴・軽い画像編集
- プログラミングの学習・オンライン授業
2. 基本的な選び方
価格コムの絞り込み機能を活用します。
最低条件として以下の条件で絞り込むと、コスパが良く快適に使えるノートPCを見つけやすくなります。
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:SSD 256GB以上
- CPUスコア:5000以上(PassMark基準)
- 解像度:横1920px以上
3. 今使っているPCのスペックを調べる方法
新しいPCを選ぶ前に、現在使用しているPCのスペックを確認しましょう。
Windowsの場合
- メモリの容量
- 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開く
- 「パフォーマンス」タブ →「メモリ」を確認
- ストレージの容量
- 「エクスプローラー」を開く(Win + E)
- 「PC」からCドライブの空き容量と合計容量を確認
- CPUのベンチマーク値
- 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開く
- 「パフォーマンス」タブ →「CPU」を確認
- CPU名をコピーし、CPU性能比較表(ノートパソコン・タブレットPC)【2025年最新版】でスコアを調べる
4. 用途別のおすすめPC
ケース1:最小限の性能で安く済ませたい(4万円前後)
- メモリ:12GB
- SSD:256GB
- CPUスコア:5342
- モデル例:PASOUL CM15J インテル N95

ケース2:快適に使いたい(7万円前後)
- メモリ:16GB
- SSD:512GB
- CPUスコア:15809
- モデル例:HP 15-fc 価格.com限定モデル

ケース3:長く快適に使いたい(11万円前後)
- メモリ:32GB
- SSD:1TB
- CPUスコア:23628
- モデル例:ThinkPad E14 Gen 6 (AMD)

ケース3のPCは初心者にはオーバースペックだと思うので、基本的には10万円未満のPCを選べば良いと思います。
5. その他の選び方ポイント
スペックである程度候補が絞り込めたら、それ以外の条件も使って購入するPCを決めましょう。
- 重さ:持ち運ぶなら1.5kg以下が理想
- タッチスクリーン対応:あると直感的に操作可能
- デザイン・メーカー:好みで選ぶ
6. まとめ
価格コムの売れ筋順30位以内のPCを買えば大体なんとかなります。
自分のPCのスペックの調べ方がよくわからんって人は、価格コムで売れ筋順の上の方に出てくる7万円以上のノートPCを買えば失敗する確率はかなり減るでしょう。
知識のない人が家電量販店に行くと高確率でクソスペックPC or 割高なPCを買わされることになるので、この記事の方法でPCを買いましょう。