ぼくのかんがえたさいきょうのしょうめいすいっちけいかく

僕の考えた最強の照明計画

注文住宅を建てるにあたって、意外と悩むのが「照明スイッチをどうするか?」問題です。
せっかく家を建てるならスマートホーム化したい。だけど、全部をスマートにすればいいわけでもない。
あれこれ検討した結果、たどり着いたのがこの結論でした。

結論:従来スイッチ+人感センサー+スマート照明(運用でカバー)が最強

✅ 基本は従来の壁スイッチで施工
✅ 玄関・トイレ・洗面所など、短時間しか滞在しない場所は人感センサーで自動点灯
✅ リビング・ダイニングだけスマート照明を導入して音声・スマホなどでシーン操作
✅ スマート照明のあるリビング・ダイニングは「壁スイッチを触らない」運用

これが、コスト・使い勝手・将来性のバランスを考えた最強の照明スイッチ計画です。

なぜこの構成が最強なのか?

1. 従来スイッチ施工は「汎用性」と「コスト」に優れる

  • 工務店が普通に施工できる
  • 将来、誰でも使える(賃貸・売却にも有利)
  • 余計な初期費用がかからない
  • 故障リスクが低い

まずこれが土台になります。

2. 人感センサーで短時間滞在エリアを完全自動化

トイレ、洗面所、ファミクロ、玄関など、滞在時間が短い場所は人感センサー付き照明に。
スイッチ操作すら不要で、入室すれば勝手に点灯、退室すれば自動で消灯します。
家族にも来客にもわかりやすく、最も自然なスマート化ができる部分です。

アドバンスシリーズ:[トイレ壁取付]かってにスイッチ(換気扇連動・ほんのり点灯モード対応)
各種調整ツマミ

アドバンスシリーズ:[トイレ壁取付]かってにスイッチ(換気扇連動・ほんのり点灯モード対応)
https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/haisen/switch_concent/advance/lineup/sensor_switch/toilet_slightly

3. リビング・ダイニングだけはスマート照明でシーン操作

生活の中心であるリビング・ダイニングには、スマート照明(Matter、Zigbee対応)を導入します。
※Matter、Zigbeeに対応していなくても、赤外線リモコンに対応している照明なら頑張ればシーン操作できます

我が家は多灯分散の照明計画を採用しているため、1箇所のスイッチだけで全てをON/OFFできない構成になっています。
そのため、照明の操作をスマホや音声、タイマーに集約することで、複数の照明を一括で自在にコントロールできるようにするのが現実的でした。

スマート照明を導入することで、

  • シーン切り替え(食事、くつろぎ、映画鑑賞など)ができる
  • 音声・スマホ・タイマーで自在に操作可能
  • 細かい調光や色温度の調整が簡単

といったメリットが得られます。

ただし大事なルールが一つ。

✅ 壁スイッチは常時ONで運用する

壁スイッチを切ってしまうとスマート照明が動かなくなるため、スイッチにはカバーを付けて封印し、基本的には触らない運用にしておくのがコツです。

スイッチカバー
パナソニックのスイッチカバー

また、「全ての照明を一括でオフにするスイッチ」がどうしても欲しい場合は、ワイヤレスのスイッチを壁に貼り付けて使うと便利です。配線工事なしで、物理スイッチ感覚の操作性を補うことができます。

AqaraリモートミニスイッチT1
リモートミニスイッチ(オフライン版リモートミニスイッチ T1)

ワイヤレススイッチの工夫例

ワイヤレススイッチについては、AqaraのCube T1 Proを使っています。

Aqara スマートキューブT1 Pro
Aqara スマートキューブ T1 Pro

https://www.aqara.com/jp/product/cube-t1-pro/

このスイッチはちょっと変わっていて、サイコロのように6面それぞれに操作を割り当てたり、振ったり回したりといった動作にもコマンドを割り当てられるのが特徴です。

たとえば我が家では、

  • 1の目を上にすると「全消灯」
  • 6の目を上にすると「全灯」
  • 回転させると照明の明るさを調整
  • 振るとテレビの電源ON/OFF

というふうに使っています。

少し慣れは必要ですが、直感的に操作できる上に置き場所を選ばないので、意外と便利です。

4. 寝室・子供部屋・書斎にスマート照明は不要

さらに合理的なのは、必要のない部屋に無理にスマート照明を導入しないことです。

  • 寝室・子供部屋・書斎などは、必ず扉から入る際に壁スイッチの横を通る
  • ゴロゴロ中にスマホでOFFしたい場合も、壁スイッチにスマート電球をつければZigbee経由でOFFはできる
  • 壁スイッチOFFからスマホでONにするシーンはほぼ存在しない
  • 書斎は3畳程度なので、すぐ壁スイッチに手が届く=スマート化不要

この割り切りによって、無駄なスマート化コストをカットできます。

ほかの選択肢もあるけど…

もちろん、他にも選択肢はあります。

  • 完全ワイヤレス構成(壁スイッチなし+スマホ・音声操作)
  • スマートリレー方式(スイッチ裏に中継器を仕込む)
  • パナソニック「リンクプラス」などの高機能スイッチ

でもこれらは、

  • コストが高い
  • 工務店にとって一般的な工事ではない
  • 誰でも使えるわけじゃない
  • 将来的に売却や賃貸に出すときにクセが強い

といったデメリットがあり、万人向けとは言えません。

📝 まとめ

最終的にたどり着いた「ぼくのかんがえたさいきょうのしょうめいすいっちけいかく」はこうです。

✅ 基本は普通の壁スイッチ
✅ 短時間滞在エリアは人感センサーで自動化
✅ 生活の中心だけスマート照明化(スイッチは封印)
✅ 不要な部屋は無理にスマート化しない

これなら、
💰 コストを抑えつつ
🏡 誰にでも使いやすく
🔄 将来の変更にも強く
📱 しっかりスマートホームも体験できる

そんなバランスの良い家を作ることができます。
迷ったら、まずこの構成を基本に考えてみるのがおすすめです!

もっと良いアイデアや、この計画で問題になりそうなポイントがあれば、ぜひ教えてください。

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この記事を書いた人

福岡在住のフリーランスエンジニア
トライアスロンやボードゲームが好きです

【プログラミング】
バックエンド: PHP(主にLaravel)/Node.js
フロントエンド: React/Vue

【ボードゲーム】
オセロ: 全国大会出場(引退勢)
囲碁: 級位者大会で初段権利獲得
将棋: ウォーズ2級