欠陥住宅の実態共有サイト「トラレコ(仮)」をつくる話

はじめに

ハウスメーカーや工務店の施工不良をめぐる投稿がSNSで拡散されては流れていきます。施主は情報面でも交渉力でも弱者になりやすく、法廷では立証コストの高さゆえに泣き寝入りが常態化しています。この非対称性を少しでも逆転するために、欠陥住宅トラブルを集約し再発を減らす仕組みを目指すコミュニティ型データベース「トラレコ(トラブル記録)」を構想しました。

「欠陥住宅持ちフレンズ」という言葉

欠陥住宅持ちフレンズは、欠陥住宅の問題を一人で抱え込みがちな施主が、少しでも明るい気持ちで互いに問題に向き合えるようにするための呼称です。重くなりがちなテーマでも、仲間としてフラットに語り合い、情報共有の輪を広げる狙いがあります。現状では施主が不利になりやすい欠陥住宅問題の改善につながることを願って用いられています。

なぜ「トラレコ」を作るのか

  • 杜撰な施工事例がSNSに散在し、情報が時間とともに流れてしまう
  • 施主と企業との情報非対称性が大きく、交渉・立証コストが高い
  • 裁判は施主が不利になりがちで、泣き寝入りが多い
  • 会社別・不具合別・原因別に検索できれば、予防や早期解決に役立つ

サイトの概要

欠陥住宅のトラブルを「投稿・検索・共有・学習」するコミュニティ型データベース。会社名、工法、部位、症状、不具合種別、原因、補修方法、費用感、地域、時系列(引渡し後何カ月で発覚したか)、検査で発見されたか/居住後に発覚したか、といった軸で構造化し、検索・ソート・集計を行います。単なるクチコミで終わらせず、パターンを可視化して予防に役立てるのがゴールです。

AIで作ったモックUI

AI(モデルはSonnet4.5)の力を借りながら一部の画面を試作しました。機能の詳細がまだまだ未定なので、今後アップデート予定です。

以下のURLにアクセスすると最新の動作を確認できます。
※適当なメールアドレスとパスワードを入力すると、ログイン後の機能を確認できます。
https://troublerecord.nyambda.com

トップページ
一覧ページ
詳細ページ
投稿ページ
統計ページ

登場人物ごとのメリット

欠陥住宅ユーザー(被害者の施主)

  • 類似事例と補修事例を参照し、交渉や二次被害防止の材料を得る
  • 発覚時期や原因の傾向を把握し、点検の優先順位を決めやすい

これから契約予定のユーザー(潜在的な被害者)

  • 施工会社・工法ごとのリスク認知を契約前に得られる
  • 事前に質問リストと検査チェックリストを準備し、回避可能なリスクを減らす

HMや工務店(施工側)

  • 誠実対応や改善実績を可視化し、ポジティブな評判形成が可能
  • 共通の不具合パターンを早期把握し、再発防止に活用できる

実装予定の主な画面や機能

会員

会員登録、ログインの機能。トラブルの投稿やコメントができる。

投稿

トラブルの発覚タイミング、部位、症状、想定原因、補修実施の有無、費用帯、施工会社などを選択式+複数枚写真+自由記述で投稿する機能。事例テンプレ(よくある書き方の例)を提示して、入力のばらつきを減らす。

一覧/検索

会社名、工法、部位、症状、地域、発覚時期、補修済みか、費用帯、検査で発見か居住後か、請負契約形態、監理の有無で絞り込みする機能。詳細検索、タグで検索機能など。

詳細ページ

時系列、写真(エビデンス添付)、補修ステータス、自由記述などの表示。コメント機能、お気に入り/いいね機能など。

可視化ダッシュボード

会社別/地域別/部位別の発生数、発覚までの中央値、補修までの期間、解決/未解決の件数割合の表示など。

チェックリスト

トラブルの投稿が溜まってきたら、工法別や工事フェーズ別に検査リストをまとめて公開する。

通知

コメントやいいねを通知する機能。

通報

ハウスメーカー・工務店からのトラブル記事の削除依頼、ユーザーのコメントに対する削除依頼などの対応用機能。

技術方針と運用コスト

  • β版までは当ブログのサブドメインを流用し、実質0円でドメイン・サーバーを賄う方針
  • サイト名が確定して正式リリース時にドメインを取得予定
  • レンタルサーバー: ロリポップ ハイスピードプラン
  • 転送量・同時接続の明示制限なし。ピーク1分200~300人アクセスで問題なしを確認
  • 容量650GB、ファイル数上限50万
  • 1記事あたり平均5枚 (サムネ+オリジナルで10ファイル) としても、コード等を含め2~3万記事を格納可能と試算
  • 技術スタック: Laravel + React
  • 実装支援: GPT-5.1-Codex-Max、Sonnet4.5(AIモデルは日進月歩なので、より高性能なものを使う可能性あり)

品質と信頼性のための運用戦略

  • 初期はクローズドβ: FF内からの招待制でデータ品質を担保
  • 証拠主義: 写真などエビデンスを添付できる設計 (サーバー代節約のため、動画投稿機能はなし。Xの埋込みなど外部サービスを活用する方針)
  • モデレーション方針: 事実ベースの記載を促し、誹謗中傷や特定個人攻撃を排除

おわりに

欠陥住宅の問題は、言い出しにくさと情報の散逸が最大の壁です。トラレコは、事例の可視化と予防ナレッジの蓄積で再発を減らす仕組みを目指します。施工側にも透明性と改善を促し、健全な市場をつくる一助になれば幸いです。機能に関してアイデアがあればぜひお聞かせください

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この記事を書いた人

福岡在住のフリーランスエンジニア
トライアスロンやボードゲームが好きです

【プログラミング】
バックエンド: PHP(主にLaravel)/Node.js
フロントエンド: React/Vue

【ボードゲーム】
オセロ: 全国大会出場(引退勢)
囲碁: 級位者大会で初段権利獲得
将棋: ウォーズ2級